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令和5年7月、北九州テレコムセンター2号館玄関前オープンスペースで「遮熱塗装プロジェクト」を実施しました

遮熱塗装プロジェクト

令和5年7月28日~29日、今年度当会が取り組んでいる八幡東田未来共創社会実験のプレ・プロジェクトとして当地区内の北九州テレコムセンター2号館(日鉄興和不動産㈱所有オフィスビル)にて、同社の遮熱塗装材を活用し、屋外空間の滞在快適性向上(街区のヒートアイランド現象低減)や都市景観向上を目的としたプレイスメーキングの社会実験を実施しました。
本プロジェクトは、日本ペイント株式会社(本社:東京都品川区)より同社の社会貢献事業「塗料を通じて世の中に幸せをお届けするHappy Paint Project」の一環としてご支援をいただき、塗料の選定・提供ならびに技術指導、施工支援等全面協力をいただき実現したもものです。

遮熱塗装プロジェクト

会場に選定した「北九州テレコムセンター2号館 エントランス」(建物所有:日鉄興和不動産株式会社)は、毎日キッチンカーがランチタイムにやってくる、地区の皆さんの憩いの場所でもあります。一方、連日の炎天下ではキッチンカーに並ぶ間に路面から放射される熱で体力を消耗します。そこで遮熱塗料を塗装し、そこに集う皆さんが少しでも快適に過ごせるように、まずはプレ・プロジェクトとして本会場を選定したものです。
当日の作業は、北九州テレコムセンターで働く皆さんや、キッチンカーを出店されている皆さんがボランティアに参加いただき実施しました。
参加された皆さんは、遮熱塗料を塗装した路面と、アスファルトのままの面の温度差を手で触って体感され、その効果に驚きの声を口々に発していました。

サーモ写真より遮熱塗装とアスファルト表⾯温度の⽐較

また塗装後は、北九州市立大学 国際環境工学部建築デザイン学科 教授 白石靖幸氏らによる遮熱塗装の効果計測が7月29日~31日にかけて行われました。温度計と赤外線サーモグラフィを用いて、遮熱塗装面と非塗装面の温度差を計測したところ、アスファルト面は最大56.3℃にも到達しましたが、遮熱塗装表面では最大46.2℃と、遮熱塗装と非塗装面では最大10.7℃の差が測定されました。また、0時以降から日の出まで非塗装面は遮熱塗装面より0.7℃以上の高い温度が続いていることから、夜間でも遮熱塗料の塗装面では温度抑制に一定の効果があることが分かりました。(別紙報告書参照ください)

遮熱塗装プロジェクト

塗装完了後の8月3日には、当会の行事として同会場で「東田ビアテラス」を開催、皆さんと共に遮熱塗装の効果を実感しながら、ビールを楽しみました。

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